にしやまみずほ Mizuho Nishiyamaと申します。
面白レトロなイラストを描き始めて10年が経ちました。
社会人になってからずっとグラフィック周辺にはいつもいました。
劇団のチラシを作ったり、イベントのポスターをつくったり、パンフレットを作っていたり、パッケージをつくったり、カタログの文章を書いたり...。
そんな中、“自分の仕事”になることを腰を据えてやりたいと小さく始めたごく個人的なプロジェクトです。場所は実家の家業駄菓子と玩具のお店「太郎と花子」の一角です。
まだまだ拙い技術でしたが、笑いをうむデザインはお客様にとても喜んでいただけました。
それから少しずつ作品を増やし、商品を増やし、いまでは袋チョコから5点から始まったプロジェクトは、瓶チョコ、Tシャツ、ポストカード、シールなどデザインは総計50以上になりました。
デザインした商品をお客様が手に取って声をあげて笑っている姿を目にすることはこの上ない幸せです。
そして自分用に、お土産用にと購入していただける。お店の中の小さな一角はずいぶん大きなコーナーに成長しました。そしていまでは東京お台場、兵庫、湯布院、飛騨高山、阿蘇などで販売していただいています。
私は笑ってしまうデザインがとても好きです。笑いは対象を信頼できるという確信があって初めて生まれます。どこかの角度では自分を貶してきたり、攻撃してくるようなものはいくら上手なシャレをいったところで笑う気分にはなれません。
繊細で複雑な織物のようなこの世界で笑いを叶えるには誠実さとアイディア両方を必要とします。多様性の今の時代では尚更、誠実さを欠かすことはできません。
製作した商品やポストカードを手にした方々が声をあげて笑っているのを見るたびに
私も幸せな気持ちになります。また贈り物にと選んでいただいた時はさらに喜びはひとしおです。
小さなお菓子のパッケージから始まった私のイラストレーション製作、
玩具&駄菓子屋さんと言う現場に感謝しながらさらに多くの方々と出会えたらと思っています。
立命館大学政策科学部卒業後、広告企画会社で企業PR誌やカタログの編集業務、通販会社の商品企画業務、ブライダルインナーメーカー、老舗旗屋などでパンフレットやホームページのデザインや広報の仕事を16年していました。また、京都にて長く演劇活動(役者・脚本演出)をしてた経験はイラストレーションでは人物の表情の表現などに活きていると思います。
京都芸術大学イラストレーションコース(KUA)一期生2024年度卒。
卒業制作「もやもやするのなあに」同窓会賞受賞 
老いのはじまりをテーマに老眼についてコミカルに描いた絵本です。

